頭ではいろいろ理想を描いても、思ったように生きていくことは、なかなか難しいもの。それどころか、追い求めれば求めるほどに、幸せは遠ざかっていくかのよう……。なぜ? どうして私だけが? そう自分に問いかけても得られなかった答え、それは自然の法則の中にあったのです。
それでは、私たち人間とは、いったいどういう存在なのでしょうか。
私たち人間が本当の幸せを実現するためには、
「観い(おもい)」の刻み方を正常にする(プラスを刻む)ということが必要だということが分かりました。プラスの観いが刻まれれば、明日以降の生活にそれが現象化されていきます。人々は永きにわたってその道を求めてきましたが、自らの「観い」を変える方法を手中にすることができませんでした。
無意識の「観い」が正常になり、あたりまえに健康で、繁栄にあふれた生活を実らせる真の方法として示されたのが、「天華三法行」という具体的な実践法なのです。
1日のうちわずかの時間を使って、薄く書かれた
「般若天行(はんにゃてんぎょう)」をただ書きなぞる
「法筆」、ただ唱える
「法唱」、座して自然のエネルギーを吸収しつつ深呼吸をただくり返す
「法座」という3つの基本的な「行」によって構成されています。
この3つをくり返すことで、自然の波長にそった自分に近づき、不思議と、自然にプラスの観いが刻め、それは目に映る現象として、身の周りに事象として現れてくることでしょう。
形式に一切こだわらず、俗に言われるような「無心の構え」も必要とせず、頭の中にどんな雑念が起ころうとも気にせず、ただただ、繰り返してみます。
この3つの行が自然に行え、なんとなく生活の中に溶け込んできたとき、不思議とこだわりが取れ、だんだんと身体や気持ちが楽になっていき、少しずつやる気がわいてきます。
そうなったときに、願わず求めずとも、いま目の前にある幸福を実感できるあなたが、現実に、そこにいるはずです。
「般若天行(はんにゃてんぎょう)」は、釈尊教典の最も優れた「般若心経」を知識として得る「心のお経」から、生活に活かす「心の行(ぎょう)」とし、既存の形式にこだわることなく、願ったり、求めたりせず、大自然の大いなる営みのように「ただ繰り返し」、私たちがこの叡智を体現していける「行」として誕生したものです。
般若天行には、「ありがとう」のおもいになれる不思議な力がびっしりつまっています。
般若天行を聴く(3回リピート)
自分を生かす知恵の言葉「般若天行」をわかりやすく現代風に言い表したものが「七観行(ななかんぎょう)」です。七観行とは、人間本来の姿「人間はもともとよろこびの表現体」を表し、私たち一人一人の中にすべて備わっています。人間本来の姿「七観行」を繰り返し口ずさむことにより、不思議とプラスの観いがわき、いつの間にか喜びや感謝にあふれ七観行そのものの毎日になっていきます。
七観行を聴く(3回リピート)